ふるさと但馬米生産15周年を記念して出荷セレモニー ふるさと但馬米振興会
JAたじまのふるさと但馬米振興会は10月1日、JA最大規模のブランド米「ふるさと但馬米」の生産15周年を記念して、豊岡市清冷寺にある乾燥調製施設「こうのとりカントリーエレベーター」(豊岡市)で出荷セレモニーを開きました。生産者や大手米卸の㈱神明、JA全農兵庫、JAなど関係者ら約70人が参加し、15年目の出荷を祝いました。
同米は、慣行栽培と比べ、農薬と化学肥料の使用量を半分以下に抑えて栽培した特別栽培米コシヒカリです。米を安定的に販売するために、生産から流通までが一体となった取り組みを行い、2010年から栽培を始めました。大手米卸の神明が京阪神を中心に販売しています。
出荷式では、江尻繁会長が「15年間変わらぬ農法で栽培し、安全安心な米作りに努めている。おいしいお米を消費者に届けたい」とあいさつしました。㈱神明の森脇取締役は「米の魅力をもっと伝えて消費者に理解を求めるように働きかけていきたい」と話しました。JAの太田垣哲男組合長は「みなさんにはこれからもふるさと但馬米の生産拡大と品質向上に努めまして多くの出荷にご協力いただきたい」と語りました。
今年度は同協議会に所属する生産者798人が栽培し、9月末時点で約42,500袋(1袋30kg)を出荷しています。出荷は11月まで続き、6万袋の出荷を目指します。