「地産地消協力店」認定制度 飲食店にアクリルスタンド贈呈
JAたじまでは、JA直売所で販売している農畜産物を使用する飲食店に対して、「地産地消協力店」として認定する取り組みを始めました。このような取り組みは、全国的に見ても珍しい取り組みです。認定した飲食店には、認定証と特製アクリルスタンドを贈呈します。この認証制度を通じて、地元食材の消費拡大や生産者への支援など、地産地消を軸とした地域活性化につなげるとともに、JA直売所と飲食店の相互利用が促進され、双方の顧客増加が期待できます。
JAたじまは、ファーマーズマーケット「たじまんま」(豊岡市)と、JAファーマーズ・たじまんま和田山(朝来市)の2店舗を運営しています。両店舗合計で約960人の生産者が登録しており、新鮮な農産物を日々出荷しています。
アクリルスタンドは、あらゆる飲食店の雰囲気に調和するよう、おしゃれなデザインを意識しました。たじまんまのロゴマークのほかに、英語で「地産地消認定証」をタイトルに、「私たちは地産地消に貢献しています。私たちは安全・安心な料理を提供することを約束します。」と記載しています。
認証店舗第1号には日本料理屋「たけなわ」(豊岡市城崎町)を選びました。たけなわでは主に、季節に合わせてキュウリやダイコン、トウモロコシ、ナスのほか、料理に彩りを添える花きも購入しています。
12月12日にJA直販課の枚田昌樹課長から認定証とアクリルスタンドが手渡されました。たけなわ店主の廣瀬洋二さんは「協力店第1号になれてうれしい。これからも地元の新鮮な食材を積極的に使用して、地域に貢献したい」と笑顔で話しました。
協力店の認証は、来年3月末までにJA管内で20店舗を目指しています。枚田課長は「今後、このアクリルスタンドをたくさんの店舗に置くことで、出荷農家のやりがいとなり、農産物の質と量の向上につながる」と期待を込めています。JAの広報紙「リレーション+」で地域住民に広く紹介するほか、ホームページでも協力店一覧の特設ページを設ける予定です。