新田小児童らがたじまんまで販売体験
豊岡市立新田小学校の5年生39人が1月19日、校区内にあるファーマーズマーケット「たじまんま」で、農産物の販売を体験し、来店者に新田地区の魅力をアピールしました。総合的学習の一環で、地域の自然の素晴らしさを再発見し、多くの人にその良さを伝えることが狙いです。
販売したのは、農薬や化学肥料の使用を抑え、環境に配慮した特色ある「コウノトリ育む農法」で農家が作った米と大豆。児童らは、栽培方法を調べ、試食用の献立の検討や看板の制作など役割を分担し、昨年の11月から準備を進めてきました。
店頭では、店舗の出入り口付近に、手作りの看板を立て、試食コーナーを設けて売り場を開きました。この日の午前10時までに児童らが調理した、試食用の「みそ焼きおにぎり」や「黒大豆のふるさと煮豆」と、調理手順を記したカードを来店者に配り、米と大豆の特徴や環境の良さなどを丁寧に説明していました。
来店した主婦は、「詳しく商品のことを教えてくれて、よくわかった。がんばって勉強したんだね」と大豆を1袋買い物かごに入れました。販売を体験した大石楓香さんは、「不安だったけど、試食を食べて"おいしい"と言ってくれたし、たくさんの人に新田の良さを知ってもらえてよかった」と笑顔で話しました。