たじまんまさらなる発展へ 出荷者大会で意識高める

2018.02.15

 ファーマーズマーケット「たじまんま」は平成30年、来店者数31万人、販売金額6億7,000万円の目標を掲げました。2月13日、じばさんTAJIMA(豊岡市大磯町)で開いた平成30年たじまんま出荷者大会には、たじまんまの出荷者、JA役職員、行政、市場関係者ら約140人が出席。29年の実績と30年の事業活動を確かめ、たじまんまのさらなる発展に向けて意思を統一しました。

 たじまんまでは、地場産農産物に加え、全国のJAとの提携による他店では入手しづらい農産物などの豊富な品揃え、年間200を超える多彩なイベントなどが消費者に好評です。来店者数、販売金額や出荷者数は年々増えていて、29年は年間来店者数29万人、販売金額6億5,000万円を超えました。

 大会では、尾﨑市朗組合長が、「全国的に野菜の価格が高騰する中、来店者にはたじまんまなら安くて新鮮な野菜があるとの意識が広がっている。来店者の期待に応え、安全安心でおいしい農産物を充実させよう」とあいさつ。30年は、新鮮で良質な地場産農産物などの品揃えを充実、食の安全安心に向けた取り組み、出荷部会員の増強、生産者と消費者が交流する多彩な催しの開催、全国のイベントへの積極的な参加による但馬産農産物のPRに力を入れることを決めました。

 たじまんま出荷者部会の谷口修部会長は、「7月には新たに朝来市にもたじまんまが開店し、出荷できる場が増える。講習会の参加や計画的な栽培で出荷を増やし、所得の向上につなげよう」と呼び掛けました。

180213tajimanma.jpg 大会ではこのほか、29年の優良出荷者として、もちや赤飯などを出荷する横川直一さん(豊岡市出石町)、年間を通じて花卉を生産する徳網進さん(豊岡市出石町)、豆腐を中心に昨年から出荷を始めた西垣光也さん(豊岡市)の3人を表彰。西垣さんの息子、修さん(写真)は、「初めてのことでとてもうれしい。これを励みに今後もおいしい豆腐を出荷していきたい」と喜びを語りました。