たじまんま(豊岡)で和牛甲子園出場牛を販売
1月に東京都で開かれた第8回和牛甲子園に初出場した兵庫県立但馬農業高等学校の出品牛が2月下旬の2月22日と23日の2日間、JAたじまの直売所「ファーマーズマーケットたじまんま」(豊岡市)で販売されました。飼育した同校の総合畜産科10人が店頭に立ち、来店客を出迎えました。
出品牛は、父牛に「丸若土井」、母の父牛に「芳山土井」の血統を持つ雌牛。和牛甲子園の枝肉共励会で評価されるために、但馬牛の長所である脂肪の質の高さにこだわって飼育しました。濃厚飼料の配合割合をオオムギからトウモロコシ主体に変え、こめ油を含んだ飼料を添加するなどして、工夫。1キロ当たりの販売単価(税抜き)は、共励会の全出品牛中1位の4,049円で、品質の高さが評価されました。
JA直売所では、ロースやバラ、モモなど、1頭分まるごと販売。生徒らが販促するほか、「第8回和牛甲子園」のシールを貼ってPRに努めました。
3年の田中陽和さんは「この牛は私たちの自信作。地元の方にたくさん買っていただき、うれしかった」と話しました。