観光と農の更なる連携で地域活性化を 芸術文化観光専門職大学と産学連携協定締結
JAたじまと芸術文化観光専門職大学(豊岡市)は10月21日、同大学で「産学連携協定」を締結しました。同JAの太田垣哲男組合長と、同大学の平田オリザ学長が締結式で署名しました。
但馬地域内における観光と農(食)のさらなる連携を促進し、地域活性化を図ることが目的です。同JAは大学との連携は初の試みとなります。多様な農業・農畜産物、約4.6万人の組合員のつながりを有する同JAと、芸術文化と観光などを中心に高い専門知識や技術、情報などを有する同大学の強みを協定で発揮します。
締結式のあと、連携のキックオフとして同JAの山下正明専務が学生や教職員を対象に、但馬の農業や特産物をテーマにセミナーを開きました。受講した2回生の津留もな実さんは「自身が食べるに至るまでの米や農畜産物の、世代を越えたストーリーあふれる話が聞けて良かった」と話しました。
今後は大学のノベルティに同JAのお米を活用したり、地域貢献活動やイベントへの学生参加、商品の共同開発などに取り組む予定です。若い世代の農業への理解や参画を促し、斬新なアイデアを取り入れて、観光と農の新たな創造を目指していきます。