学園祭の出店売り上げを子ども食堂に寄付 地元の食材で「はらいっぱい」

2023.11.28
JAたじま

9d25b6e26f87a9a1dc8df8b62dcfb3c99f8344b0.jpeg 芸術文化観光専門職大学(豊岡市)の学生は11月17日、学園祭で企画した食堂の売上金の一部を子ども食堂に寄付しました。
 芸術文化観光専門職大学の有志で集まった学生6人で4・5日に開いた学園祭「迎鸛祭」で食堂「はらいっぱい屋」を企画。全国各地から集まった生徒たちの地元の魅力を伝えるとともに、地産地消の意識を高めることが目的です。学生は出身地の郷土料理を但馬産の食材で再現。新温泉町の郷土料理「じゃぶ」や秋田県の「きりたんぽ鍋」、北海道の「三平汁」をメニューに組み込み、食材はJAたじまやJA青壮年部を通じて用意しました。
 売上金を地域に還元できないかと考え、JAから紹介を受けたNPO法人コウノトリ豊岡・いのちのネットワーク「ドーナツの会」(豊岡市城南町)が運営する子ども食堂に寄付することを決めました。寄付を受けた同法人の戸田和代事務局長(写真右)は「学生さんの思いがとてもうれしい。寄付金は子どもたちのために大切に使いたい。ひとりひとりの生き方を尊重する社会を目指して今後も活動していきたい」と語りました。
 寄付をした学生の吉田開音さん(写真中)と中家妃菜さん(写真左)は「一回のイベントで終わらせることなく、今後も地域に還元できるように活動していこうと思う。SNSによる情報発信にも力を入れ、活動の幅を広げたい」と話しました。