たじま農協東部和牛共進会で谷口さん栄冠
JAたじまは9月27日、第16回たじま農協東部和牛共進会を但馬家畜市場で開き、豊岡市の谷口正徳さんが出品した「ゆりか2」号を最上位の最優秀賞1席に選びました。同共進会は10月29日に姫路市で開かれる第99回兵庫県畜産共進会の予選を兼ねていて、最優秀賞1~3席、優秀賞1、2席に選んだ5頭を同JA東部地区の代表牛として県共へ出品します。
共進会には、豊岡市、養父市と朝来市の畜産農家が、平成28年1月から同年9月生まれまでの雌牛33頭を出品。兵庫県立北部農業技術センター、全国和牛登録協会兵庫支部、JAたじまの職員らが、出品牛の資質、品位や発育具合などを一頭一頭慎重に審査しました。
谷口さんの出品牛「ゆりか2」号は、2月26日生まれ。父は「石義丸」、母の父は「菊俊土井」。月齢に応じた発育は良好で、全体的に伸びやかであり、特に前躯から中躯にかけての胸腹が充実していて、均称良く骨締まりと輪郭の鮮明さがあることが評価されました。
谷口さんは、「出品牛は、第11回全国和牛能力共進会宮城大会の第4区出品牛と同じ血統を持つ牛。城崎系の血統を大切にしたいと思い、生後から日々の管理は特に念入りにしてきた。その思いが評価されたことがとてもうれしい」と喜びを語りました。
審査員は、「全体的に体積感のある牛が多かった。33頭で10種類と、さまざまな種雄牛の産子が出品された中で、上位入賞牛は種雄牛の良さが特にしっかりと表れていた」と評しました。
県共への出品が決まった、そのほかの代表牛と出品者は次のとおりです。
最優秀賞2席=「わかみや」号 旗谷仁志さん(豊岡市出石町)
最優秀賞3席=「やすひさ24の2」号 上垣勇吾さん(養父市大屋町)
優秀賞1席=「まつの5」号 小牧伸典さん(豊岡市但東町)
優秀賞2席=「りんか」号 谷山道洋さん(豊岡市)