たじま農協東部和牛共進会 上位5頭が県共進会へ

 9月28日、但馬家畜市場(養父市大薮)で開いた第17回たじま農協東部和牛共進会で、養父市の太田克典さんが出品した「ひさみや」号を最上位の最優秀賞1席に選びました。この共進会は10月28日に神戸市で開かれる第100回兵庫県畜産共進会の予選を兼ねていて、この日選んだ最優秀賞1~3席、優秀賞1、2席の上位5頭を、東部地区の代表牛として県の共進会に出品します。
 
 ひさみや号は昨年の4月生まれで、父牛に「芳悠土井」、母の父牛に「丸宮土井」の血統を持ちます。前躯が充実し、体の深みと伸びに優れ、品位に富み均称のとれた発育が高く評価されました。ひさみや号を飼育した太田さんの息子、海星さんは、「子牛のころは小柄だったが、骨格が良く、優秀な牛に育つ自信があった。体に脂がのりすぎないようエサの量には細心の注意を払った。今後も飼育管理に努め、県でも良い成績を収めたい」と話していました。

兵庫県畜産共進会に出品するその他の入賞牛と出品者は次のとおりです。
最優秀賞
 2席=「ゆりかの1」谷口正徳さん(豊岡市)
 3席=「まるふくよし3」太田克典さん
優秀賞
 1席=「おみな5の1」上垣勇吾さん(大屋町)
 2席=「るみや2」岩花希さん(大屋町)

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 共進会には、豊岡市、養父市、朝来市の畜産農家22戸が2歳種雌牛の但馬牛38頭を出品。行政関係者やJA職員などが、但馬牛としての資質や品位・均称など一頭一頭慎重に審査しました。