但馬牛 7月子牛市開催
JAたじまの但馬家畜市場(養父市大薮)は7月10日、神戸ビーフや特産松阪牛など高級牛肉のもとになる但馬牛の子牛市を開きました。1頭当たりの平均価格は94万3,767円(税込み)で、前回の5月市(100万6,137円)に比べ6.2%安となりました。前年7月のせり市と比べると、6.72%安(6万7,991円安)で、前年を下回りました。
畜産課の村尾忠司課長は「子牛相場が前回・前年割れした要因としては、ここ何ヶ月か神戸ビーフの枝肉相場が上向かず、肥育農家の購買意欲の低下や、出荷子牛にバラツキが目立ったことなどが考えられる。今後は更に子牛の出来により価格に影響が出るだろう」と話していました。
せり市には兵庫県内の繁殖農家が雌牛139頭、去勢牛185頭の合計324頭を上場し、総額3億578万400円を売り上げました。新温泉町の中村文吾さんが上場した、父牛に「芳山土井」、母の父牛に「芳悠土井」の血統を持つ雌牛がこの日の最高取引価格157万320円で競り落とされました。
次回の9月11日のせり市には320頭が上場される予定です。