但馬牛 4月子牛市開催

JAたじま 子牛市 0408.JPG 4月8日、神戸ビーフや特産松阪牛などのもと牛となる「但馬牛」の子牛せり市を但馬家畜市場で開きました。新型コロナウイルス感染防止のため、せり場内は原則として購買者以外の入場を禁じ、マスク着用を義務付けました。また、アルコール消毒と換気を徹底し、万全の状態でせりを行いました。
 4月市は296頭上場予定のところ、県内の繁殖農家が生後7~10カ月の雌110頭、去勢155頭の計265頭を上場。昨年度からみても、一番多い31頭の欠場となりました。雌と去勢を合わせた1頭平均価格は56万7857円で、前回の3月市(69万1584円)と比べ約18%安、前年の4月市(99万4859円)と比べ約43%安となりました。新型コロナウイルスの影響を受け、インバウンド(訪日外国人)や外食などの需要減少で枝肉相場が低下したことにより、子牛相場もそのあおりをうけた結果となりました。
 畜産課の村尾忠司課長は「7日に緊急事態宣言が発令された翌日での市場開催となり、県外購買者の多くが来場を見合わせた中での開催となった。子牛相場はいかんともし難いものがあり市場開催を第一義と考えてきたが、出荷農家には高齢の方も多く今後は慎重な判断が必要と考える」と話していました。