但馬牛 9月子牛市開催
神戸ビーフや特産松阪牛の素牛になる但馬牛の子牛相場が回復しつつあります。コロナ禍で消費行動が低迷していましたが、回復傾向にあることが平均価格を引き上げた要因とみられています。
JAたじまが但馬家畜市場で9日に開いた但馬牛のせり市では、前回市に引き続き1頭平均取引価格は上昇し、前回の平均価格(65万6828円)から約11.5%増加の73万2552円でした。前年同月の平均価格(92万1759円)対比では約20.5%安の結果となりました。
今回の市には、県内の繁殖農家7~10カ月の雌牛159頭、去勢牛165頭の合計324頭が上場。総販売額は2億3734万7000円でした。
JA畜産課の村尾忠司課長は「子牛価格は70万円を下回るかとの思いもあったが、上場された子牛は心配した暑さ負けもせず、そろいの良い子牛が多く前回市を上回る結果となった。出荷農家も子牛の飼養管理の重要性を再認識し、今後も斉一性のあるものを上場してほしい」と話していました。