但馬牛 10月子牛市開催
JAたじまは14日、神戸ビーフや特産松阪牛のもと牛となる「但馬牛」の子牛せり市を但馬家畜市場で開きました。枝肉相場の回復に伴って子牛相場も上昇傾向。雌と去勢を合わせた1頭平均価格は80万5760円で、前回の9月市(73万2552円)と比べ約10%増でした。3市場連続で前回対比10%以上の増加の結果になりました。前年の10月市(94万310円)から約14%安となっていますが、以前の子牛相場に持ち直しつつあります。
10月市は県内の繁殖農家が雌牛147頭、去勢牛167頭の合計314頭が上場。総販売額は2億5300万8700円でした。
JA畜産課の村尾忠司課長は「神戸ビーフの枝肉も徐々に回復傾向にあり、また松阪地域や地元繁殖農家の雌の購買が底上げをした形となった」と話した。
新温泉町の村尾千代美さんが上場した、父牛に「芳悠土井」、母の父牛に「福芳土井」の血統を持つ雌牛が、この日の最高取引価格167万2000円で競り落とされた。