第16回香美町後期子牛品評会 上田さん最上位
香美町とJAたじまは10月6日、みかた畜産事業所で第16回香美町後期子牛品評会を開きました。香美町内の畜産農家が雄・雌の部(今年の3~6月生まれ)に35頭、去勢の部(今年の3~4月生まれ)に13頭の計48頭を出品しました。雄・雌の部の一等賞一席に村岡区の上田伸也さんが出品した「うえだ280」を選びました。上田さんの出品牛は、前期の部で去勢の部は金賞一席でしたが、雄・雌の部は一等賞三席。後期の部でリベンジを果たしました。
同品評会は優秀な但馬牛を生産するため、自己研さんの場として毎年、前期と後期の2回開いています。JA畜産部が但馬牛としての資質、品位・均称、月齢に応じた発育がなされているかなど入念に審査しました。その他、質の高い但馬牛を地元に残す目的で行われるあっせん会を品評会後に開催しています。
「うえだ280」は3月8日生まれで、父に「芳悠土井」、母の父牛に「菊俊土井」の血統を持ちます。前中後駆の移行が良く、バランスのいい牛であることが高く評価されました。上田さんは「雄・雌の部の一等賞一席は久しぶりの受賞でうれしい。今後は自家用の種牛として子牛を産ませて、常に良牛生産を心掛けたい」と話しました。
去勢の部の金賞一席に村岡区の田中一馬さんが出品した「御福長」を選びました。
その他の上位入賞牛と出品者は次の通り。
雄・雌の部 一等賞二席=「ふくこ」今井正己さん(小代区)
三席=「あきふく」伊沢栄一さん(村岡区)
四席=「ぼたん」淀貴至さん(香住区)
五席=「さかよ」今井正人さん(小代区)
六席=「やすふくひめ2」森脇芙紗さん(村岡区)
去勢の部 金賞二席=「大溝山2」井上哲也さん(村岡区)
三席=「芳福」藤原吉子さん(小代区)
四席=「悠一」本上純也さん(小代区)
五席=「香住」美方ファーム(村岡区)