但馬牛 2021年初せり市開催
1月13日に、特産松阪牛や神戸ビーフのもと牛となる「但馬牛」の2021年初せり市を但馬家畜市場で開きました。同日に兵庫県でも緊急事態宣言が発令されましたが、せり市は県内外の購買者でにぎわいました。せりの開始前に、太田垣哲男組合長が「今年は丑年。但馬牛が但馬家畜市場から世界に飛躍できるように今後も増頭を図っていこう」とあいさつしました。
今年初めての取引は100万8700円(税込)の高値で始まりました。雌牛161頭、去勢牛237頭の計398頭を上場し、平均価格は73万3078円。前月を13万8621円、前年同月を3万613円下回りました。前月対比で下回るのは20年5月市以来、8カ月ぶりです。販売総額は2億9176万5100円でした。
同JA畜産課の村尾忠司課長は「GoToキャンペーンの中止や緊急事態宣言の影響で神戸ビーフの業務用需要が減少することが予想され、その心理的要因で県内購買者の買控えが起きたことが値下げの一因になったのでは」と話していました。
次回は3月10日に開催予定です。