香美町子牛品評会(前期) 上田さん田中さん最上位
香美町とJAたじまは9月3日、みかた畜産事業所で、第17回香美町子牛品評会の前期の部を開きました。香美町内の生産者が生後6~9ケ月の子牛42頭(雄・雌の部31頭、去勢の部11頭)を出品しました。雄・雌の部の一等賞一席に、村岡区の上田伸也さんが出品した「うえだ676」を、去勢の部の金賞一席に村岡区の田中一馬さんが出品した「勝美忠」を選びました。
同品評会は、質の高い但馬牛を生産するための技術と改良意識向上のために毎年、前期と後期で2回開いています。JA畜産部職員3人が、但馬牛としての資質や品位・均称などと発育具合を1頭ずつ入念に審査しました。
「うえだ676」の父牛は「茂和美波」で、熊波系の血統を持ちます。父牛が「芳悠土井」などの中土井系が、近年上位入賞牛を占めていた中での受賞となりました。上田さんは「新たな血統の掛け合わせを積極的に行い、次世代の種雄牛や優秀な繁殖母体を育成したい」と意欲を見せています。審査では、体上線と体下線が平直で、体つきのバランスが良かったことが高く評価されました。
審査委員長を務めた同事業所の金銅達也所長は「今年も同品評会は、両部門ともレベルの高い子牛が多かった。上位入賞者と若い畜産農家の意見交換の場にもなれば」と話していました。
その他の上位入賞牛は次の通り。
雄・雌の部
一等賞二席=「みやよしひろ3」中村まゆみさん(小代区)
同三席=「みつひめ」中村まゆみさん
同四席=「うえだ744」上田伸也さん
同五席=「もりよし」長瀬五一さん(村岡区)
去勢の部
金賞二席=「上田402」上田伸也さん
同三席=「上田537」上田伸也さん
同四席=「宮福」今井正人さん(小代区)