たじま農協東部子牛品評会 岩花さん2連覇、太田さん初 最上位に輝く

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 JAたじまは10月6日、養父市大薮の但馬家畜市場で令和3年度たじま農協東部子牛品評会を開きました。豊岡市、養父市、朝来市の畜産農家が今年生まれた雌牛57頭を出品しました。一部(今年13月生まれ)で養父市大屋町の岩花希さんが出品した「るみひこ」を、二部(今年45月生まれ)で養父市の太田克典さんが出品した「つるとし21」をそれぞれ最上位の1等賞1席に選びました。

 同品評会は、子牛の発育を審査するとともに、農家間の交流により、技術の向上を図る場として毎年開いています。審査員らが、出品牛の皮膚や被毛などを触りながら、但馬牛としての資質や品位・均称、発育具合を1頭ずつ入念に審査しました。

 「るみひこ」は2月生まれで、父に「藤彦土井」、母の父牛に「丸宮土井」の血統を持ちます。発育良好で、雌らしいバランスの取れた個体で、種牛性に富んでいることが高く評価されました。岩花さんは令和2年度、同品評会の二部で一等賞一席を受賞しており、2年連続での同賞受賞となりました。岩花さんは「1席が受賞できるとはびっくり。7、8月の異常気象で体調管理に苦労した。今回5頭出品し、3頭が上位入賞できたことがとてもうれしい」と話しました。

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「つるとし21」は4月生まれで、父に「藤彦土井」、母の父牛に「丸池土井」の血統を持ちます。体上線の平直さ、前中後躯のバランスが良く、発育良好であることが評価されました。太田さんの息子の海星さんは「子牛では初めて1席を獲得することができた。飼育管理をしっかりし、これからも最上位を取れるように頑張っていきたい」と話しました。

 両部ともに、1席に輝いた牛の父は「藤彦土井」です。同JA管内の品評会で「藤彦土井」を父に持つ牛が1席に輝いたのは初でした。

 その他の上位入賞牛は次の通りです。

 ◇一部1等賞 ▽2席=「まるみ」吉村英之さん(養父市)

       ▽3席=「みつやすわか」岩花希さん(養父市大屋町)

       ▽4席=「つつじ52」寺尾智也さん(養父市大屋町)

       ▽5席=「かなや」高橋副武さん(養父市大屋町)

       ▽6席=「ともぎく3」上垣勇吾さん(養父市大屋町)

 ◇二部1等賞▽2席=「なかね」高橋潤也さん(養父市大屋町)

       ▽3席=「ともえ」上垣勇吾さん(養父市大屋町)

       ▽4席=「さかえ213」岩花希さん(養父市大屋町)