但馬牛 4月子牛市開催
JAたじまは4月13日、但馬牛の子牛せり市を養父市の但馬家畜市場で開きました。
県外からは三重県や山形県に加えて、北海道からの来場もありました。北海道からの購買は初めてで、知床牛として肥育予定。数々のブランド牛肉のもと牛になる但馬牛の評判を聞いて、買い付けに駆け付けたそうです。
雌と去勢を合わせた1頭平均価格は80万1406円で、前回の3月市(81万4960円)と比べて1万3554円下がりました。新型コロナウイルスやロシアのウクライナ侵攻によって、牛肉消費の先行きが不透明であることが価格下落の要因と考えられます。前年の4月市(78万4239円)と比べると1万7167円上がりました。
4月市では、兵庫県内の繁殖農家が雌牛118頭、去勢牛165頭の計283頭を上場。販売総額は2億2679万8000円でした。
JA同市場の生田景一場長は「ウイズコロナと言われるように、今後は新型コロナウイルス感染症と共生を覚悟しなくてはならないような世の中になりつつある。4月になり、人の流れも大きく変わり枝肉相場もすこし値上がりしてきているので子牛相場も値上がりするのを期待していた」と話しました。