但馬牛 12月子牛市開催
JAたじまは12月14日、「神戸ビーフ」「特産松阪牛」など高級牛肉のもと牛になる但馬牛の子牛市を但馬家畜市場(養父市)で開きました。
雌と去勢を合わせた1頭平均価格は79万8,200円で、前回の11月市(82万3,788円)と比べて2万5,588円下がりました。和牛肉の需要期で肉牛の出荷が進み、相場が上がることも期待されましたが、今年8月市以来、4市場ぶりに下げました。高級和牛肉の引き合いが弱く、枝肉価格が上がらないことが、子牛相場を下げた要因の一つと思われます。
12月市には、県内の繁殖農家が雌牛159頭、去勢牛218頭の計377頭を上場。販売総額は3億92万1,500円でした。
JA畜産部の谷口広行部長は「真冬の寒い中、他県からの購買者も多くご来場していただいたが、全国的に12月の子牛価格相場は下落傾向にあり、肥育農家には割高感があるように感じたのではないか」と話しました。