但馬牛 4月子牛市開催
JAたじまは4月12日、神戸ビーフや特産松阪牛などのブランド牛肉のもと牛となる但馬牛の子牛市を但馬家畜市場で開きました。
雌と去勢を合わせた1頭平均価格は76万3,057円で、前回の3月市(74万3,177円)と比べて2.7%高となり、2市場連続で相場を上げました。内訳を見ると、雌牛の平均価格は73万6,588円で前回対比1.2%下げたものの、去勢牛の平均価格は78万370円で前回対比5.3%上げました。雌牛の導入意欲が高い購買者の来場が少なかったことが要因と考えられます。
4月市には、県内の繁殖農家が雌牛104頭、去勢牛159頭の計263頭を上場。販売総額は2億68万4,000円でした。
JA同市場の生田景一場長は「春になり、ここ最近になって枝肉価格が上がってきた。行動制限の緩和やインバウンド(訪日外国人)などによる需要の高まりで、神戸ビーフや但馬牛肉を消費していただければ、さらに子牛価格の上昇に反映するだろう」と話しました。