最上位に植田さん 新温泉町子牛共進会
JAたじまと新温泉町は10月4日、みかた畜産事業所で、但馬牛の資質を競う第18回新温泉町子牛共進会を開きました。町内の畜産農家が種牛の部一部(今年1~3月生まれ)に34頭と種牛の部二部(今年4~5月生まれ)に17頭、肉用牛の部(去勢牛)に8頭を出品。種牛の部一部では植田秀作さんが出品した「よしえ8」が、種牛の部二部では中村文吾さんが出品した「みつふく2」が最上位の一等賞一席に輝きました。肉用牛の部では中村文吾さんが出品した「芳和」が最上位の金賞一席に選ばれました。
JAの畜産部職員3人が但馬牛としての資質、品位や均称、月齢に応じた発育がなされているかなどを審査しました。
「よしえ8」は父牛に「山伸土井」、母の父牛に「丸富土井」の血統を持ちます。審査では、発育が良好で、前・中・後躯の移行が滑らかで、但馬牛としての資質、品位を持ち合わせている点が高く評価されました。植田さんは「共進会に向け、日々の飼育管理に力を注いできた。小まめに手をかけることで牛の能力を引き出せた」と語りました。
「みつふく2」は父牛に「丸彩土井」、母の父牛に「照和土井」の血統を持ちます。審査では、体上線の平直さ、皮膚・被毛の良さ、品位を保っている点が高く評価されました。
「芳和」は父牛に「照和土井」、母の父牛に「芳悠土井」の血統を持ちます。審査では、伸びやかさや体幅の充実、発育の良さが高く評価されました。
その他の上位入賞牛と出品者は次の通りです。
種牛の部一部
一等賞二席=「あきかず」中井のり子さん
三席=「きくよし2」中村文吾さん
四席=「まりな7」植田秀作さん
五席=「ひめ3」尾﨑広貴さん
六席=「よしつる3」西村岳人さん
種牛の部二部
一等賞二席=「あやつばき」山本智明さん
三席=「ありさ1の5」高美治さん
四席=「たかふく2」田中孝広さん
肉用牛の部
金賞二席=「彩錦」奥澤佑太さん
三席=「照錦」中村文吾さん