上田さん、藤原さんに栄光 但馬牛子牛を審査
JAたじまと香美町は11月2日、みかた畜産事業所(新温泉町歌長)で、但馬牛の資質を競う第19回香美町子牛品評会(後期の部)を開きました。町内の畜産農家が種牛の部28頭と去勢の部14頭を出品。種牛の部では村岡区の上田純也さん(写真1枚目左側)が出品した「まさみ」が最上位の一等賞一席に、去勢の部では小代区の藤原敏和さん(写真2枚目、孫の亮太さん)が出品した「福山」が最上位の金賞一席に選ばれました。
同品評会は毎年、前期と後期の2回開いています。JAの畜産部職員が但馬牛としての資質、品位や均称、月齢に応じた発育がなされているかなどを審査しました。
「まさみ」は父牛に「忠正土井」、母の父牛に「芳山土井」の血統を持ちます。審査では、種牛らしさや品の良さ、前・中・後躯の移行の滑らかさが高く評価されました。上田さんは「初めての一等賞一席がとれてうれしい。但馬牛らしい牛に育つように餌の調整など気を付けた」と語りました。
「福山」は父牛に「山伸土井」、母の父牛に「芳悠土井」の血統を持ちます。審査では、発育の充実と前躯の良さが高く評価されました。藤原さんは「生まれたときから順調に育てくれた。毛をはやすためにブラッシングや霧吹きでの湿度調整を心掛けた」と話しました。
上位入賞牛と出品者は次の通り。
種牛の部
一等賞一席=「まさみ」上田純也さん(村岡区)
二席=「はちみつ3」森脇雄一さん(村岡区)
三席=「ぼたはる」淀貴至さん(香住区)
四席=「はつはな」今井正人さん(小代区)
五席=「ふくのぶ」井上哲也さん(村岡区)
去勢の部
金賞一席=「福山」藤原敏和さん(小代区)
二席=「克福」森脇薫明さん(村岡区)
三席=「松伸」吉岡芳彦さん(小代区)
四席=「上田820」上田伸也さん(村岡区)
五席=「太丸」水間達哉さん(小代区)