平均価格1月市を上回る 但馬牛2月子牛市
但馬家畜市場で「神戸ビーフ」や「特産松阪牛」などのもと牛となる但馬牛の子牛市を2月14日に開きました。雌牛と去勢牛を合わせた1頭平均価格は81万5,250円(税抜き)で、前回の1月市と比べて4万9,855円相場を上げました。
JA全農によると、1月に開催した全国の主要家畜市場の1頭平均価格は50万2,564円。昨年12月の和牛枝肉の需要期を過ぎたことに加え、飼料価格の高騰により肥育農家の導入意欲が戻りきっていないと考えられます。
但馬家畜市場では平均価格は高値で推移しており、2月市は例年出場頭数が他の月に比べ少ないことや、海外での神戸ビーフ需要が旺盛なことから但馬牛の引き合いが高くなったと考えられます。2月市には県内の繁殖農家が雌牛95頭、去勢牛149頭の計244頭が上場し、総販売高は1億9,892万1,000円(税抜き)となりました。
JAの西谷浩喜営農生産・畜産担当常務は「今回は生産農家の努力もあり、去勢牛を中心に成育状況の良い牛が多かった。全国を牽引する市場として3月市も大いに期待している」と話しました。