前年対比19.8%上げ 一頭平均80万円超え 但馬牛3月子牛市

240313JAたじま 子牛市.jpg JAたじまは3月13日、但馬家畜市場(養父市大薮)で神戸ビーフや特産松阪牛のもと牛となる但馬牛の子牛せり市を開きました。
 雌牛と去勢を合わせた1頭平均価格は80万9,357円(税抜)。前回の2月市と比べると約6,000円下げましたが、2市場連続で平均80万円を超える結果となりました。前年の3月市と比べると19.8%高となり高値で推移しています。インバウンド(訪日外国人)や輸出先での需要の増加により肥育農家の導入意欲を強め、引き合いが高くなっていると考えられます。
 3月市では、兵庫県内の繁殖農家が雌牛133頭、去勢牛164頭の計297頭を上場。販売総額は2億4,037万9,000円(税抜)でした。多くの購買者が来場し、海外からバイヤーや輸出事業者らの現地視察も見られ賑わいを見せました。
 JA畜産部の谷口広行部長は「東北震災のあった福島県より5年ぶりに来場された購買者があり、「繁殖用に是非欲しいと思っていた雌牛が買えた、すごく嬉しい」との言葉を頂いた。但馬牛が震災復興のシンボルになることを願いたい」と話しました。