但馬牛子牛せり市、子牛平均83万7,715円、去勢牛平均は4年4カ月ぶり90万越え 但馬家畜市場
JAたじまは9月11日、ブランド牛「但馬牛」の子牛せり市を養父市のJA但馬家畜市場で開きました。
雌と去勢を合わせた1頭平均取引価格は83万7,715円(税抜き)で、前回の7月市(77万9,825円)と比べて7.4%高くなりました。去勢牛の平均取引価格は、90万5,758円でコロナ禍前の2019年5月市以来、4年4カ月ぶりに90万円を超えました。
現在好調である枝肉相場の上昇に対する期待感も重なり、前回を大きく上げる相場となりました。せり場内は、県内外の購買者でにぎわいました。
兵庫県内の繁殖農家が雌牛133頭、去勢牛190頭の計323頭を上場しました。8月に子牛市が開かれなかったことで、今年一番多い頭数となりました。販売総額は2億7,058万2,000円です。
JAの西谷浩喜営農生産・畜産担当常務は「神戸ビーフの枝肉相場が高値で安定していて輸出が好調なことに加え、8月の国内需要期に合わせて肉牛の出荷が続き空き牛舎が増えたことで、購買意欲が高まった」と分析しました。
次回は10月9日に開催予定です。