最上位に中村さん 新温泉町子牛共進会
JAたじまと新温泉町は10月4日、JAのみかた畜産事業所(新温泉町歌長)で、但馬牛の資質を競う第19回新温泉町子牛共進会を開きました。町内の畜産農家が種牛の部一部(今年1~3月生まれの雌)に27頭と種牛の部二部(今年4~5月生まれの雌)に14頭、肉用牛の部(去勢牛)に10頭を出品しました。種牛の部一部では中村文吾さんが出品した「さかよ3」が、種牛の部二部では植田秀作さんが出品した「ちはる3の5」が最上位の一等賞一席に輝きました。肉用牛の部では中村文吾さんが出品した「照錦」が最上位の金賞一席に選ばれました。
「さかよ3」は1月5日生まれで、父牛に「山伸土井」、母の父牛に「照忠土井」の血統を持ちます。審査では、発育が良好で、側貌での体上線が平直で前・中・後躯の移行も粗さがなく、大変優れている点が高く評価されました。中村さんは「発育よく病気もなく健康に育ってくれた。母牛になるためにしっかりと育成していきたい」と語りました。
「ちはる3の5」は父牛に「忠正土井」、母の父牛に「芳悠土井」の血統を持ちます。審査では、体上線の平直さ、皮膚・毛質の良さ、種牛としての素質が優れている点が高く評価されました。
「照錦」は父牛に「照忠土井」、母の父牛に「芳悠土井」の血統を持ちます。審査では、但馬牛としての品の良さを持ち合わせながら、発育も素晴らしく、ももの幅・厚みもあり去勢牛として優れた素質のある子牛だった点が高く評価されました。
その他の上位入賞牛は次の通り。かっこ内は、父、母の父牛の血統。
種牛の部一部
一等賞二席=「あやひさ8」中井のりこさん(丸彩土井、芳悠土井)
三席=「ひめ3」尾崎広貴さん(丸彩土井、芳悠土井)
四席=「よしふく6」植田秀作さん(丸彩土井、芳悠土井)
五席=「たまひめ3」植田秀作さん(忠正土井、芳悠土井)
六席=「さかえとみ」倉田拓磨さん(富智土井、福芳土井)
種牛の部二部
一等賞二席=「たつみ2」中村文吾さん(忠正土井、照和土井)
三席=「ふくよ3」中井勝さん(忠正土井、芳悠土井)
四席=「みつふく2の3」中井のり子さん(山伸土井、照忠土井)
肉用牛の部
金賞二席=「智錦」山本智明さん(山伸土井、富智土井)
三席=「山伸」中井のり子さん(山伸土井、丸富土井)
四席=「仁志和」奥澤佑太さん(照和土井、芳悠土井)