田中さん、吉岡さん最上位 兵庫・香美町子牛品評会
JAたじまと香美町は11月1日、JAのみかた畜産事業所(新温泉町歌長)で、但馬牛の資質を競う第20回香美町子牛品評会(後期の部)を開きました。町内の畜産農家が種牛の部25頭と去勢の部15頭を出品しました。種牛の部では村岡区の田中一馬さんが出品した「ともたか」が最上位の一等賞一席に、去勢の部では小代区の吉岡芳彦さんが出品した「勝正」が最上位の金賞一席に選ばれました。
同品評会は毎年、前期と後期の2回開いています。JAの畜産部職員ら審査員が但馬牛としての資質、品位や均称、月齢に応じた発育がなされているかなどを審査しました。
「ともたか」は父牛に「茂貴波」、母の父牛に「茂広波」の血統を持ちます。審査では、発育の良さや前・中・後躯の移行のきれいさが高く評価されました。田中さんは「生まれ持ったきれいな形を崩さないように心がけて育てた。一等賞一席をとれて素直にうれしい」と話しました。
「勝正」は父牛に「忠正土井」、母の父牛に「芳山土井」の血統を持ちます。審査では、月齢は浅いがきれいな体上線を持ち合わせていることに加え、あばらの張りも良く、体下線のきれいさが高く評価されました。
その他の上位入賞牛は次の通り。かっこ内は、父、母の父牛の血統。
種牛の部一部
一等賞二席=「ふとまる」水間達哉(茂和美波、芳悠土井)
三席=「きよひめ648」上田伸也(山伸土井、照忠土井)
四席=「みつなり87」上田純也(悠森土井、忠味土井)
五席=「こだい」谷渕侑生(茂和美波、山伸土井)
去勢の部
金賞二席=「小松菜」田中一馬(茂和美波、山長土井)
三席=「三也85」上田純也(茂和美波、芳悠土井)
四席=「正久院」谷渕侑生(忠正土井、丸明波)
五席=「安福」水間達哉(茂貴波、忠味土井)