但馬牛子牛2025年初せり活気 平均価格は88万528円 前年を大きく上回る 但馬家畜市場
JAたじまの但馬家畜市場(養父市大薮)は1月8日、特産松阪牛や神戸ビーフのもと牛となる「但馬牛」の令和7年初せりを行いました。1頭当たりの平均取引価格は88万528円(税抜き)で前月より下げたものの、前年を大きく上回り高値を維持しています。
せり開始前にJAの太田垣哲男組合長は「令和6年は兵庫の2市場で全国1位2位の高値が続いた。今年もこの勢いが、昨年の干支である辰年と今年の巳年にちなんで、ますます相場も『辰巳天井』となることを切に願っている」とあいさつしました。
1頭平均取引価格は5市場連続で相場を上げていましたが、前回の12月市(91万8,480円)と比べると3万7,952円下回る結果となりました。
12月の枝肉需要が落ち着き、子牛の値段が少し下がったと考えられますが、昨年1月市の平均価格より11万5,133円上げ、例年以上の相場です。購買者も多数来場しており、非常に活気あふれる市場となりました。
雌牛133頭、去勢牛153頭の計286頭を上場しました。販売総額は2億5,183万1,000円となりました。次回は2月12日を予定しています。