但馬牛子牛せり市 子牛平均94万5,057円 前年・前回比価格ともに相場上げる 但馬家畜市場
JAたじまは3月12日、ブランド牛「但馬牛」の子牛せり市を養父市のJA但馬家畜市場で開きました。
雌と去勢を合わせた1頭平均取引価格は94万5,057円(税抜き)で今年度最高値を記録しました。前回の2月市(94万2,785円)と比べると2,272円上げ、2市場連続で1頭平均価格を上げる結果となりました。また、前年3月市(80万9,357円)と比べると16.7%高。前回・前年比価格ともに相場を上げる結果となり、依然として高値を維持しています。
3月市は前回の2月市に引き続き、インバウンド(訪日外国人)や海外での神戸ビーフ需要が旺盛なことから但馬牛の引き合いが高くなったと考えられます。3月市には県内の繁殖農家が雌牛123頭、去勢牛158頭の計281頭が上場し、総2億6,556万1,000円(税抜き)となりました。
JAの西谷浩喜営農生産・畜産担当常務は「3月市は、寒い冬の中で生産農家が丹精込めて飼養管理され立派に生育した子牛が多かったことに加え、県外からの購買者も多く市場は満席で活気にあふれていた。但馬家畜市場の平均価格が今期最高値を更新し、引き続き安定した市場運営に努めていきたい」と話しました。
次回は4月9日に開催予定です。