但馬牛子牛せり市 子牛平均90万8,092円 3市場連続で90万円超え 但馬家畜市場
JAたじまは4月9日、ブランド牛「但馬牛」の子牛せり市を養父市のJA但馬家畜市場で開きました。
雌牛と去勢牛を合わせた1頭平均取引価格は90万8,092円(税抜き)でした。前回の3月市(94万5,057円)と比べて3万6,965円下げましたが、3市場連続で平均90万円を超える結果となりました。前年の3月市と比べると12.9%高となり、高値で推移しています。
依然として高めの相場である一方で、アメリカは日本産品に追加関税を課すことを決めました。但馬牛はアメリカへの輸出も行うブランド牛のもと牛であるだけに、子牛や枝肉相場の不透明な状況が続きそうです。
4月市には県内の繁殖農家が雌牛125頭、去勢牛144頭の計269頭が上場し、総販売高は2億4,427万7,000円(税抜き)となりました。
JA畜産部の杉岡浩部長は「アメリカの関税政策の影響が懸念されたが、高値が維持され、一安心した。牛の品質は、市場から高い評価をいただいている。今後も、より多くの購買者の皆様に来場していただけるよう、引き続き市場の安定運営に努めたい」と話しました。
次回は5月14日に開催予定です。