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和牛はもともと、主にその土地の牧草やワラなどを食べて生きてきました。しかし、1970年代になると、大きく育ちやすいことなどから、トウモロコシ、大麦などのたんぱく質や炭水化物、脂肪などがたくさん含まれる「濃厚飼料」が与えられるようになりました。そのおかげで見栄えはよくなったものの、肥満気味などの子牛が目立つようになったのです。
そこで、肥満を防ぎ、胃が丈夫で体の健康な子牛を生産するために、牧草などの繊維が多く含まれる「粗飼料」を多く与える取り組みを始めました。この取り組みをマニュアル化し、このマニュアル「粗飼料多給マニュアル」に沿って飼育された子牛に、「すくすく草育ち」と命名して出荷しています。丈夫であることはもちろん、重量や肉質の面でも優れた点が認められており、取り組みが広がっています。