吉村さん谷山さん1等賞1席 東部子牛品評会
JAたじまは10月6日、たじま農協東部子牛品評会を但馬家畜市場で開きました。月齢に応じた2部門で審査。一部では養父市の吉村英之さんが出品した「まるみ」号を、二部では豊岡市の谷山道洋さんが出品した「りんか」号を、それぞれ最上位の1等賞1席に選びました。
品評会には、豊岡市、養父市と朝来市から、平成28年生まれの雌子牛55頭が出品。子牛は月齢に応じた発育の差が出やすく若い牛は評価されにくいため、3月31日生まれまでを一部、4月1日以降に生まれた牛を二部として区分。JAや県北部農業技術センターの職員らが、資質や品位、発育具合などを慎重に審査しました。
吉村さんの出品牛「まるみ」号は、1月21日生まれ。父は「丸宮土井」で、母の父は「福芳土井」。
発育良好で伸びやかさと体積感があることが評価されました。特に、前躯から中躯に幅があり、肩の付着良く胸まわりに深みと充実感がありました。
吉村さんは、「エサをよく食べてしっかり運動し、順調に大きくなった。今後も牛の持ち味を生かせるよう管理したい」と話していました。
谷山さんの出品牛「りんか」号は4月1日生まれ。父は「茂栄波」で、母の父は「光照土井」。若い種雄牛の産子ですが発育の良さ、体躯の伸びと幅があること、毛質良く、若いながらも荒さがなく但馬牛らしい品位があることが評価されました。
谷山さんは、「生まれつき脚が弱く、一緒に運動するなど管理に特に力を入れてきた牛なので、選ばれてうれしかった。日光に当てたり牛舎内を清潔に保ったりなど、今後も基本的なことをしっかりと管理したい」と話していました。
審査員は、「全体的に資質、均称や体積感が良かった。発育が良く、脚長になりがちな中で体躯の深みや品位があるかが結果を分けた」と評しました。
そのほかの上位入賞牛と出品者は、以下のとおりです。
◇一部
1等賞2席=「そめまる」号 県立但馬農業高校(養父市八鹿町)
同3席=「ゆりか2」号 谷口正徳さん(豊岡市)
同4席=「まるすぎ」号 森井正彦さん(豊岡市但東町)
同5席=「ぼたん」号 松嶋笑子さん(豊岡市出石町)
同6席=「ともぎくふじ」号 上垣勇吾さん(養父市大屋町)
◇二部
1等賞2席=「みなこ」号 上垣勇吾さん
同3席=「ふくよしとし」号 吉村英之さん
同4席=「ひめこ」号 上垣勇吾さん