農業機器のメンテナンス・乾燥機
毎日の健康管理が必要なのは人間だけではありません。
農業機械は、日頃の心がけ一つで長く元気に働いてくれます。簡単なメンテナンスを行うことで、コンディションは良くなります。
より良い状態で機械をご使用いただくためにも、日頃のメンテナンスをおすすめします。
でも、適正な工具を使い安全確認を忘れずにケガのないように行ってください。
乾燥機の点検ポイント
送風機・排塵機
ネズミ侵入防止用のふたを取り、ゴミを取り除きます。ふたを付け忘れていた場合は、ネズミ侵入の可能性がありますので機内を確認してください。なお、排塵機の点検は高所作業となりますので、最寄りのJA農機センターにご連絡ください。
張込ホッパ
立て付けは良いですが、変形していると隙間から空気が入り、乾燥効率が低下しますので注意してください。
自動水分計の掃除
自動水分計を開いて、昇降機内部のシュート部にほこりが溜まっていないか確認します。また、水分計の内部もほこりを除去します。
ベルトの点検
格納時に緩めて負荷を除いていたバケットベルトを規定値に張り直します。片寄りがある場合は、調整ボルトで修正します。また、各Vベルトも適正値になるよう調整してください。指で押えて、10~15mmへこむ程度が適正値です。
駆動チェンの張りと注油
駆動チェンの張りは"やや"張る程度が適当です。あまり張りすぎるとモータへの負荷が大きくなるので注意が必要です。 また、チェーンおよびスプロケットの軸が油切れしていないことを確認します。注油時は、誤ってVベルトに油がかからないように注意してください。ベルトがスリップして動力伝達効率が低下します。
燃料機内・タンクの掃除
燃料タンク内に水やゴミが混入していないか確認してから給油し、配管(フレキシブル官)内のエア抜きをします。そして、ポンプ側のカプラに素早く接続、各部燃料漏れの有無を確認します。
上部・下部スクリュ、均分装置
残殻処理レバーを操作し、清掃されていることを確認します。レバーの位置は各メーカー・型式により異なりますので取扱説明書で確認してください。 なお、操作後は、レバーを元の位置にしっかり固定してください。