農業機器のメンテナンス・動力噴霧機
毎日の健康管理が必要なのは人間だけではありません。
農業機械は、日頃の心がけ一つで長く元気に働いてくれます。簡単なメンテナンスを行うことで、コンディションは良くなります。
より良い状態で機械をご使用いただくためにも、日頃のメンテナンスをおすすめします。
でも、適正な工具を使い安全確認を忘れずにケガのないように行ってください。
動力噴霧機の点検ポイント
クランクケースオイルの量
オイル点検窓からオイル量と色を確認。交換の目安は初回50時間、2回目以降100時間毎、色が白い場合は水が混入、オイルとシールの交換が必要です。
駆動Vベルトの張り
Vベルトの張りを点検し、緩いときは動力噴霧機の取り付け位置をずらして調整します。
注油
運転前および運転中2~3時間毎にシリンダ元部の3ヶ所の穴に注油します。これはピストン棒の動きをスムーズにするものです。
各ホースの取り付け状態
吸水ホースの締め付けが緩いと吸い込み不良の原因となります。吐出ホースのパッキンが不良になると水漏れが発生します。
清水運転と水抜き(長期格納時)
作業が終わったら毎回5分程度清水運転して中を洗浄しましょう。洗浄が完了したら吸水ホースを引き上げホース内の水抜きをします。
冬期間凍結するところでは、シリンダ下のドレンプラグを抜き空運転して完全に水を抜きます。